見放題じゃない!と感じたら確認してほしい動画配信サービスの基本

動画が定額見放題のサービスがたくさんあります。しかし、その利用者の中には、「ぜんぜん見放題じゃない!詐欺だ!」と感じてしまう人がいるようです。そのような誤解を招かないように、「見放題って、そもそもどういう意味なのか」を確認しましょう。

見放題じゃない!と思われがちな見放題サービス

「見放題じゃない!」「詐欺だ!」と思われがちで、実際、そのような意見がネット上に出回ったことがあるのは「U-NEXT」や「TSUTAYA TV」などです。

サイト上の一部の作品が、「見放題の対象外」になっていることに不満を感じた人が、そのような口コミを発信していました。

しかし、評判が悪くない「Amazonプライム・ビデオ」なども、「見放題の対象外」の作品はたくさんあります。

このような不満が発生する原因は、そもそも「見放題」の意味を勘違いしていることから来ているようです。

見放題サービスを提供している「動画配信サービス」の基本について確認することで、誤解を解消できるでしょう。

そもそも動画配信サービスとは

動画配信サービスは、インターネットで映画やドラマ、アニメ、バラエティ番組などを視聴できるサービスです。そのしくみと、課金形式の基本について押さえることで「見放題じゃない!」という誤解を解消しましょう。

「課金して観る」のが基本

動画配信サービスは以前、「動画ごとにお金を払って観る」のが基本でした。

つまりレンタルショップのインターネット版のような位置づけです。映画1本あたりに100~300円ほどのお金を払うと、2日間などの一定期間、いつでも何度でも視聴できます。

このように動画ごとに「課金して観る」形式は、今でもほとんどのサイトで可能です。通常は月額契約をしなくても、全ての動画について、「課金して観る」ことができます

これが動画配信サービスの基本的な使い方であると覚えておきましょう。

「見放題プラン」の対象作品がある

動画配信サービスの特別な月額プランとして、多くのサイトが「見放題プラン」を用意しています。

見放題プランとは、月額契約をすることで、一つ一つ課金して観るよりもお得に、定額制でたくさんの動画を観られるというサービスです。

見放題プランでは、サイト内の全ての動画が対象というわけではなく「見放題」などの表記がある作品だけを観られます。

つまり見放題とは「対象作品ならどれでも、何度でも見放題」というだけなので、「サイト内の全作品が」という意味は含まれていないのです。

これは動画配信サービスを使ったことがある人には常識ですが、初心者はそこを誤解しないように注意する必要があります。

実は少ない「全作品が見放題のサービス」

見放題サービスを詐欺だと感じる人は、「見放題の対象外があるなんて、このサイトぐらいだ」と考えるかもしれません。しかし、実際には、「全作品が見放題」というサービスは少数です。

2020年6月現在で主流の動画見放題サービスは15社ほどありますが、そのうち「全作品が見放題」なのは、以下の3つのサービスしかありません。

Hulu(フールー)

月額933円(税抜)

Huluは、アメリカに本拠地のある見放題サービスです。次に挙げるNetflixもアメリカ発なので、基本的に「全作品が見放題なのは海外系ぐらい」ということですね。

Huluは海外ドラマと国内ドラマの両方が豊富にあります。国内のテレビ番組の番外編なども多くあり、海外勢ながら、国内の作品にも力を入れているサービスです。

Netflix(ネットフリックス)

月額800~1800円(税抜)

Netflix もアメリカに本拠地があるサービスです。海外ドラマや洋画が豊富で、オリジナル作品に力を入れているという特徴があります。

日本のアニメの独占配信や、オリジナルアニメの制作にも力を入れていて、他社では観られない作品が多くあるサービスです。

アニメ放題

月額400円(税抜)

アニメ放題は、ソフトバンク系の見放題サービスです。ドコモ系の「dアニメストア」と並んで、アニメに特化した見放題サービスとして知られています。

「dアニメストア」には、見放題の対象外作品がありますが、アニメ放題には、そのような表記はなく、全作品が見放題です。

「見放題の対象外」があることのメリット

「見放題の対象外がある」というのは、デメリットとは限りません。

むしろ見放題に加えて」、課金して視聴する作品あるというメリットがあるのです。これがどういう意味か、以下に解説します。

新作映画も観られる

映画の公開が終わって間もない新作映画のほとんどは、見放題の対象にはなりません。

つまり新映画作は、基本的に「見放題の対象外」でしか視聴できないので、課金して観るしかないということです。

そのため、全作品が見放題のサイトでは、基本的に新作映画は観られません。一方、見放題の対象外も配信しているサイトなら、「課金してでも観たい」と思う新作映画を、すぐに視聴できるのです。

見放題になりにくい作品も観られる

「見放題になりにくい作品」は、新作映画の他にもあります。例えば「古いドラマや映画」「マイナー作品」などです。

見放題になる作品は基本的に、多くの人が観るメジャー作品が中心ですが、逆に「超メジャー作品」の中には、見放題になりにくいものが多くあります。

特にディズニー映画は、ディズニー系の作品だけを配信している「Disney DELUXE」でしか見放題にならないので、他のサイトでは課金して観るしかありません。

マイナー作品や超メジャー作品などを観たい時に、「課金すれば観られる」という点が、見放題以外もあることのメリットなのです。

重要なのは「全部かどうか」より「数が多いか」

ここまで解説してきた点からすると、見放題サービスを正しく比較するには「全部が見放題かどうか」ではなく見放題の対象作品の「数が多いかどうか」を確認するのが正解でしょう。

仮に「全作品が見放題」でも、全体の数が少なければ、いまいちなサービスということになります。

逆に「一部の作品が対象外」だとしても、見放題の作品数が多ければ、見放題サービスとしては優れているということです。

実際、全作品が見放題の Hulu や Netflix よりも、一部が対象外の U-NEXT の方が、見放題作品の合計数が優れています。

以下の記事に、動画配信サービスを「見放題の作品数」で比較したランキングがあるので、参考にしてください。

【2020年】見放題の作品数で比較!動画配信サービス8社ランキング

詐欺だ!と思う前に「見放題」の意味を再確認

「見放題と書いてあったのに、ぜんぜん見放題じゃない!詐欺だ!」と考える前に、見放題とはどういう意味かを再確認してください。

見放題とは、「対象の作品ならどれでも、何度でも、視聴できる」という意味です。「サイト内にある全作品が見放題」という意味ではありません。

単なる誤解が理由で、便利な見放題サービスの利用をやめてしまうということが、ないようにしてください。