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外出先で動画見放題のサブスクを利用する際、スマホの通信量節約などのために「ダウンロード再生」や「オフライン再生」ができると便利です。この記事では、ダウンロード再生対応の動画サブスクについて、ダウンロード上限などを一覧表にして比較しています。
動画サブスクの「ダウンロード」についてよくある疑問
Q1. ダウンロードしてPCやDVDなどに保存できる?
サブスクで配信している動画を、自分のパソコンなどにダウンロードしてデータとして保存し、それをDVD/BDに書き込んだりなどの操作はできるのでしょうか。
「できない」というのが答えです。データとして出力したり、DVD/BDなどのメディアに書き込んだりはできません。
動画サブスクのダウンロード機能は、あくまでもアプリ内に一時的に保存することしかできません。ダウンロード機能の主な目的は「ギガの節約」であって、動画のデータを保存しておくためのものではないわけです。
「ギガの節約」とはつまり、モバイル回線の通信をできるだけ消費しないようにできるということです。ダウンロード機能のメリットについて詳しくはこちら。
Q2. ダウンロードしておけばオフライン状態でも再生できる?
ほとんどの動画サブスクでは、完全に「オフライン状態」でも、ダウンロードした動画を再生できます。
ただし「Abemaプレミアム」や「Lemino」など一部の動画サブスクでは、オンライン状態でなければ再生できない場合があります。
また、完全オフラインで再生できる場合でも、ダウンロードしてから「48時間」などの有効期限が設定されていることが多いです。有効期限を過ぎると、ダウンロードした動画のデータを利用できなくなるため、ダウンロード操作をやりなおす必要があります。有効期限について詳しくはこちら。
ダウンロード再生(オフライン再生)のメリット
ダウンロード再生を利用するメリットとしては以下の2点が挙げられます。
それぞれ詳しく見てきましょう。
メリット1:モバイル回線の「ギガ」を節約できる
ダウンロード再生は「ギガ節約」つまりモバイル回線のデータ通信量の節約に役立つ機能です。
スマホやタブレットなどモバイル回線の契約では、毎月のデータ通信量に上限があり、それを超えると通信速度が遅くなるなどのペナルティが発生するのが一般的です。
動画はデータ量が大きいので、スマホやタブレットのモバイル通信で動画を観すぎてしまうと、すぐに上限に達してしまいます。自宅のWi-Fiなどデータ通信量が「無制限」の回線で動画を見ればその心配はありませんが、「自宅ではなく外出先で動画を観たい…」そんなときに役立つのがダウンロード再生です。
あらかじめ自宅のWi-Fiなどで観たい動画をダウンロードしておけば、外出先で通信しなくても視聴でき、モバイル回線の通信量を節約(=ギガを節約)できます。
メリット2:通信環境が悪くても快適に視聴できる
通信しなくても再生できるということは、通信環境が悪くなっても快適に再生できるというメリットにもつながります。
あらかじめ動画のデータをダウンロードしておけば、外出先で電波が悪かったり通信障害でネットが使えなくなったりしても、動画を快適に再生することが可能です。
出張やアウトドアなど、ネットが使えるか分からない場所に出かける際には、あらかじめ動画をダウンロードしておくことで、万が一ネットが使えなくても外出先で動画を快適に楽しめます。
動画サブスクでダウンロード再生(オフライン再生)する方法
ダウンロード再生の方法は基本的に、どの動画サブスクも共通です。ここではAmazonプライム・ビデオを例に見ていきましょう。
まずはダウンロードしたい作品を検索して詳細ページに移動します。以下のように「ダウンロード」と表示されたボタンがあるのでタップしましょう。ダウンロードボタンがない場合、その動画は権利などの関係でダウンロード再生ができないということです。
ダウンロードが完了すると右の画像のように「ダウンロードしました」と表示が変わります。これで「再生」をタップすると、あらかじめダウンロードしたデータを使って再生するため、電波が悪い場所やオフラインでも快適に再生することが可能です。ダウンロードの操作をWi-Fi環境で済ませておけば、スマホの通信量(ギガ)の節約にもなります。
詳しい操作方法は以下のページをご参照ください。
Amazonプライム・ビデオでダウンロード再生(オフライン再生)する方法や上限数などを詳しく解説動画サブスクのダウンロード再生(オフライン再生)の注意点
ダウンロード再生を使う際には、以下の4つの注意点を把握しておきましょう。
それぞれ以下に詳しく解説します。
作品によってはダウンロード不可の場合がある
作品によっては権利などの事情でダウンロード再生ができないことがあります。つまり全ての作品がダウンロードできるわけではありません。
またダウンロードできる作品でも、ダウンロード数が上限に達してしまうとダウンロードできなくなります。動画サブスクの多くはダウンロードできる端末の台数・作品数に上限があり、それ以上はダウンロードできないようになっています。上限ルールについて詳しくはこちら。
アプリ版でしかダウンロードできない
ダウンロード再生はアプリ版限定の機能です。そのため、PCで見るときなどに使う「ブラウザ版」や、Fire TV スティックなどの「メディア・ストリーミング端末」、PlayStationなどの「ゲーム機」ではダウンロード再生ができません。
ただしPCでも、Windowsストアなどのアプリ版がある動画サブスクならダウンロード再生OK。例えば「Amazonプライム・ビデオ」「Disney+」「Netflix」はPC版のアプリがあります。
端末のストレージに十分な空き容量が必要
ダウンロード再生では、動画のデータを一時的に端末内に保存するため、スマホ・タブレットのストレージに十分な空き容量が必要です。
例えばAmazonプライム・ビデオの場合、2時間の映画1本あたり以下の容量が必要です。
標準画質(SD) | 0.5 GB |
高画質(HD) | 2.0 GB |
最高画質(4K) | 5.0 GB |
見終わった動画のデータは削除するなどして、ストレージ容量がいっぱいにならないように注意しましょう。
ダウンロード後、一定期間が経過すると再生できなくなる
ダウンロード再生には一般的に「有効期限」があります。ダウンロードしてから一定期間が経過すると、動画のデータが無効になって再生できなくなる場合があります。そのため、ダウンロード操作をしてからあまり期間を空けないようにしましょう。
例えばNetflixの公式ヘルプには、以下のように記載があります。
ダウンロードした作品は一定の期間が過ぎると期限切れになります。
作品をダウンロードしてオフラインで視聴する方法|Netflixヘルプセンター
動画の有効期限は作品によっても異なりますが、一般的には「48時間」が目安。有効期限が切れた場合、ダウンロードした動画のデータを一旦削除して再びダウンロードする必要があります。
例えば「キャンプに行く前に動画のデータをダウンロードしておきたい」という場合、出発の前日など、あまり期間を空けずにダウンロードしましょう。
ダウンロード再生(オフライン再生)ができる動画サブスクの選び方・チェックポイント
ダウンロード再生ができる動画サブスクはたくさんありますが、比較ポイントは以下の4つです。
以下、順番に解説していきます。
ダウンロードできる端末の台数上限
通常は「ダウンロードできる端末の数」に上限があります。台数上限のルールは大きくわけて以下の2種類です。
- 台数の上限が「1作品あたり」でカウントされる
- 台数の上限が「アカウント全体」でカウントされる
「1作品あたり」でカウントされる場合、別の作品をダウンロードする場合には、台数制限に引っかかりません。
「アカウント全体」でカウントされる場合は、別の作品でも、その台数以上はダウンロード機能を使えません。
ダウンロードできる作品数の上限
「作品数の上限」とは、ダウンロードできる動画の本数の上限です。ドラマ・アニメなどの連続ものは「1話ごとに1本」としてカウントされます。
作品数がカウントされるルールは、大きく分けて以下の2種類があります。
- 作品数の上限が「1台あたり」でカウントされる
- 作品数の上限が「アカウント全体」でカウントされる
「1台あたり」でカウントされる場合、一つの端末で上限に達しても、他の端末ではダウンロードできます。
「アカウント全体」でカウントされる場合、複数の端末にダウンロードする場合でも、合計してカウントされる仕組みです。そのため上限に達した場合、ダウンロードした動画のデータを削除しないと他の端末でも新たなダウンロードができなくなります。
アプリの安定性・使い勝手
ダウンロード再生はアプリで使う機能なので、アプリの安定性や使い勝手も確認することが重要です。
アプリがサクサク動くか、直感的に分かりやすく操作できるか、ほしい機能があるかなどが重要なチェックポイントです。
「Amazonプライム・ビデオ」や「DMM TV」はサブスクに契約しなくても無料でアプリを使えるので、ダウンロードして使ってみましょう。
アプリストアのレビューなどもチェックしておくことをおすすめします。
配信内容・見放題の作品数
上記3つのポイント「端末の台数上限」「作品数の上限」「アプリの使いやすさ」で比較しても、人気の高い動画サブスクはほぼ同じレベルに合わせていて、あまり違いがありません。
あとは「どのような動画を配信しているか」で選びましょう。アニメ・映画・ドラマなど、見たいジャンルの作品が多いかどうかを比較するのがおすすめです。
特に、追加料金なしで見られる「見放題」の対象作品が多いかどうかがポイント。以下のページで、主な動画サブスクの見放題の作品数をジャンルごとに比較しています。動画サブスクを選ぶ際の参考にご利用ください。
見放題の作品数で比較!動画配信サービスのランキングTOP8ダウンロード再生(オフライン再生)ができる動画サブスク一覧
ダウンロード上限 (端末の台数) | ダウンロード上限 (作品数) | |
---|---|---|
DMM TV | なし | なし |
dアニメストア | なし | なし |
バンダイチャンネル | なし | なし (一括ダウンロードは100話) |
Disney+ | 1作品あたり10台 | なし |
U-NEXT | アカウント全体で4台 | 1台あたり25 (制限は一部作品のみ) |
Netflix | アカウント全体で2~6台 | 1台あたり15~100 |
Amazon プライム・ビデオ | 1作品あたり2台 | アカウント全体で25 (オリジナル作品は無制限) |
hulu | アカウント全体で2台 | アカウント全体で25 |
FOD | アカウント全体で2台 | アカウント全体で25 (映画は15) |
TELASA | アカウント全体で1台 | 1台あたり25 |
料金など他の特徴も含めた詳しい比較表は、以下のページにまとめています。
動画サブスク16社を一覧で比較!選び方のポイントも解説ダウンロード再生(オフライン再生)ができる動画サブスクのおすすめ5選
ダウンロード再生ができる動画サブスクの中でも、「配信内容が充実」「ダウンロードできる台数・作品数が多め」「アプリの使い勝手が良い」の3つの条件を満たすおすすめの動画サブスクを5つご紹介します。(料金が安い順)
DMM TV(DMM プレミアム)
月額料金(税込) | 550円 |
ダウンロード上限(端末の台数) | なし |
ダウンロード上限(作品数) | なし |
iOS / Anrdoid
DMM TVは「DMMプレミアム」に加入すると動画サブスクが利用できます。アニメの作品数がトップクラスに多いことが特徴です。
ダウンロードできる端末の台数・作品数の上限について公式サイトには特に記載されていません。以前は「25本」までの制限があったようですが、現在では制限解除されています。(実際にダウンロードして検証済み)
初回登録時と2カ月目は550円分のポイントがもらえます。もらったポイントは動画のレンタル・課金はもちろん、電子書籍の購入や、DMM GAMESなど関連サービスでも使用可能です。
Amazonプライム・ビデオ
月額料金(税込) | 600円 |
ダウンロード上限(端末の台数) | 1作品あたり2台 |
ダウンロード上限(作品数) | アカウント全体で25(オリジナル作品は無制限) |
iOS / Anrdoid / Windows10 / macOS
Amazonプライム・ビデオはお手頃な料金にもかかわらず配信内容が充実していて作品数が多く、コスパが高い動画サブスクです。iOS / Anrdoid はもちろん、Windowsやmac用にもアプリがあり、ノートPCなどでもダウンロード再生が可能です。
作品数の上限について、使用規則では「地域その他の要因により異なる」となっていますが、検証したところ日本では基本的にアカウント全体で「25本」が目安のようです。ただし「AMAZON ORIGINAL」と記載のあるオリジナル作品は無制限です。
オプションで「チャンネル」に加入すると見放題の作品を追加できます。アニメ・ドラマ・映画などさまざまなジャンルのチャンネルがあり、好みに合わせてカスタマイズできます。
Disney+(ディズニープラス)
月額料金(税込) | 990円~ |
ダウンロード上限(端末の台数) | 1作品あたり10台 |
ダウンロード上限(作品数) | 記載なし |
iOS / Anrdoid / Windows10
Disney+は「見放題の独占配信」が多いのが特徴。ディズニー作品はもちろん、スター・ウォーズやマーベル、「スター」ブランドの海外映画やドラマ、国内作品も見られます。
ダウンロードできる端末数が「10台」と、かなり多め。台数制限はあくまでも「1作品あたり」なので、別作品なら無制限です。
以下のように2つのプランがあります。プランごとの違いは「画質」「音質」「同時視聴できる台数」の3点です。
スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|
料金(税込) | 月額:990円 年額:9,900円 | 月額:1,320円 年額:13,200円 |
最高画質 | 1080P Full HD | 4K UHD & HDR |
最高音質 | 5.1サラウンド | ドルビーアトモス |
同時視聴 できる台数 | 2台 | 4台 |
Netflix(ネットフリックス)
月額料金(税込) | 890円~ |
ダウンロード上限(端末の台数) | アカウント全体で2~6台 |
ダウンロード上限(作品数) | 1台あたり15~100 |
iOS / Anrdoid / Windows10
Netflixは海外ドラマや映画、アニメなどのオリジナル作品が豊富な動画サブスクです。「ストレンジャーシングス」や実写版「ONE PIECE」など、話題のオリジナル作品がたくさんあります。「PLUTO」など日本の漫画原作のオリジナルアニメもあり、ここでしか見られない作品が多いことが特徴です。
ダウンロードの基準は「端末ごと」なので、複数のスマホ・タブレットで使う場合にはそれぞれの端末に上限いっぱいまでダウンロードできます。
以下のとおり3つのプランがあり、プランごとにダウンロードできる台数・作品数が異なります。
広告付き スタンダード | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
月額料金 (税込) | 890円 | 1,590円 | 2,290円 |
対象作品 | 一部対象外 | 全作品 | 全作品 |
同時視聴 台数 | 2台 | 2台 | 4台 |
ダウンロード | 2台 (1台あたり15作品) | 2台 (1台あたり15作品) | 6台 (1台あたり100作品) |
最大画質 | フルHD | フルHD | UHD 4K |
U-NEXT(ユーネクスト)
月額料金(税込) | 2,189円 |
ダウンロード上限(端末の台数) | アカウント全体で4台 |
ダウンロード上限(作品数) | 1台あたり25(制限は一部作品のみ) |
iOS / Anrdoid
U-NEXTはドラマ・映画・アニメなど多くのジャンルで見放題の作品数がトップクラスの動画サブスクです。
ダウンロードできる作品数の合計について公式ヘルプに「原則25本」の記載がありますが、あくまでも「ダウンロードできる上限数に達しました」と表示された作品だけの話として説明されています。実際にダウンロードして調べたところ、上限が設定されているのは一部の作品(特に海外作品)のみで、国内作品の多くは制限なしです。
詳しい上限ルールは公式サイトに記載がありませんが、検証したところ上限の基準は「端末ごと」で、複数のスマホ・タブレットで使う場合には各端末で25本ダウンロードOKです。
まとめ
動画サブスクのダウンロード再生(オフライン再生)の機能は、スマホのギガ節約になるだけでなく、電波の悪い場所で動画を見るためにも利用できます。
サービスごとにダウンロードできる端末の台数・作品数の上限が異なるので、しっかりチェックしましょう。
どの動画サブスクを使うか選ぶ際には、ダウンロードの上限数だけでなく、「どんなジャンルの動画が多いか」など、他の要素で選ぶのもおすすめです。以下のページで、パターン別のおすすめ動画サブスクを紹介しているので、ぜひご参照ください。
どれがいい?おすすめの動画サブスクを重視するポイント別に紹介