CDやMP3の曲(端末内の曲)を取り込める音楽サブスクはどれ?一覧で比較

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音楽サブスクを利用しつつ、自分のCDの曲や、他のサービスで購入したMP3の曲をまとめて管理できたら便利ですね。CDやMP3の曲を取り込めるサブスクはあるのか、どうやって取り込めるのか、詳しく解説します。

取り込みできるサブスク一覧を見る

音楽サブスクにはCDやMP3の曲を取り込める?

音楽サブスクではさまざまな曲が配信されていますが、サブスク未解禁の曲やアーティストもあります。CDなどの「購入」という形でしか聴けない音楽も、まだまだあるのです。

音楽サブスクを利用しつつ、「同じアプリ内でCDやMP3の曲も再生できるようにしたい」と考える人もいます。手持ちの曲を取り込める音楽サブスクはあるのでしょうか。

CDの曲を取り込める

結論からいうと「あります」。数ある音楽サブスクの中には、スマホの中に入っている MP3 などの音楽データを取り込む機能をもつサブスクがあるのです。

CDの曲は、一旦パソコンに取り込んで、そこからスマホに移動すればOK。

ちなみに、コピーガードの入っていない自分のCDを、自分のパソコンに取り込むことは違法ではありません。

他のサービスで購入した曲(MP3)も取り込める

CDではなく、他の音楽配信サービスで、MP3 などの「音楽データ」として購入した曲でも、取り込めるサブスクがあります。

例えば iTunes で購入した曲を、Spotify に取り込んで、一つにまとめるといったことが可能です。

音楽を聴くためにアプリを切り替える必要がなくなり、一つのアプリで一括管理できるようになります。

クラウド同期ができるタイプもある

音楽サブスクのアプリに音楽データを取り込む方法は以下の2パターンです。

  1. 端末内に手動で音楽ファイルを入れる
  2. クラウドで同期させて取り込む

「1」の方法ではスマホ内にMP3データを入れて保存しておく必要があり、複数の端末で使いたい場合には、端末ごとにデータを入れておく必要があります。

「2」の方法なら、PCなどを使って一度「ライブラリ」に音楽を保存しておけば自動的に同期されるので、複数の端末で使う場合でも、わざわざデータを入れる必要はありません。

クラウド同期ができるサブスクは「Apple Music」「YouTube Music」の2つです。

音楽サブスクにCDの曲やMP3を取り込む方法

音楽サブスクに「CDの曲」や、他のサービスで購入した「音楽データ」を取り込むには、どうすればよいのでしょうか。前述の「2つの方法」それぞれについて解説します。

  1. 端末内に手動で音楽ファイルを入れる
  2. クラウドで同期させて取り込む

方法1. 端末内に手動で音楽ファイルを入れる

まずはスマホなどの端末内に音楽データを手動で入れる方法です。

「CDの曲」の場合は、まずパソコンに曲を取り込む作業が必要です。パソコンにCDを読み込ませて、音楽を「MP3」に変換します。

あとはパソコンからスマホへ、音楽データを移動させるだけです。Android の場合、スマホとパソコンをUSBケーブルで接続し、ドラッグ&ドロップをするだけの簡単操作で音楽を入れられます。

iPhone の場合は、パソコンで iTunes を起動させながら、USB接続をして同期する操作が必要です。

CDではなく、MP3などの「音楽データ」として購入した曲は、パソコンを使う必要はありません。購入先の音楽配信サービスのサイトから、スマホ内に曲をダウンロードしておくことで、サブスクに取り込めるようになります。

あとは音楽サブスクで「インポート」などの操作をすることで、手持ちの音楽を取り込むことができます。インポートとは、前述の操作でスマホ内に入れたMP3などの音楽データを、サブスク内に読み込む機能です。

「お手持ちの楽曲」などの一覧があって、スマホの中に入っている音楽データを自動的に表示してくれるサブスクもあります。

方法2. クラウドで同期させて取り込む

クラウドで同期できる音楽サブスクの場合、「パソコンからスマホへ音楽データを移動させる」といった操作は不要です。

同期の方法はサービスによって異なりますが、例えばApple Musicの場合、PC版のApple Musicアプリで「ライブラリ」に曲を取り込めば、スマホのApple Musicアプリと同期できます。

スマホなどに直接音楽ファイルを送信しなくても、クラウド経由で音楽ファイルにアクセスして再生することが可能です。

CDやMP3を取り込める音楽サブスク一覧

CDの曲や、MP3の音楽データを取り込めるサブスクは、以下の7つです。サブスクに契約せずに、無料で曲を取り込みできるかどうかも解説しています。

▼気になるサービス名をタップして、詳しい解説に移動。

サービス名Apple
Music
YouTube
Music
Amazon
Music
SpotifyLINE
Music
AWAdヒッツ
公式
サイト
公式
サイト
公式
サイト
公式
サイト
公式
サイト
公式
サイト
公式
サイト
月額料金
(税込)
1,080円
(個人プラン)
1,080円
(通常プラン)
600円
(Prime)
1,080円
(Standard)
1,080円
(プレミアム)
980円
(STANDARD)
680円
無料での
曲の取り込み
Android
は不可
取り込んだ曲の
クラウド同期
有料無料で可不可不可不可不可不可
Android版取込OK取込OK取込OK取込OK取込OK取込OK取込OK
iOS版取込OK取込OK取込不可取込OK取込OK取込OK取込OK

Apple および Apple Music は、米国およびその他の国々で登録された Apple Inc. の商標です。

Apple Music

月額料金1,080円
(個人プラン)
無料での
曲の取り込み
Androidは不可
取り込んだ曲の
クラウド同期
有料
Android版取り込み可
iOS版取り込み可

Apple Music は、音楽配信サービス「iTunes」の聴き放題サブスクです。iPhone だけでなく Android でも利用可能

iTunes で購入した曲だけでなく、他のサービスで購入したMP3の音楽や、CDの曲を取り込めます。

操作方法は、PCの「iTunes」や「Apple Music」アプリに曲のデータを取り込んで、「ライブラリを同期」をONにするだけです。Mac ではなく Windows でもOK。

参考:Apple Musicのサブスクリプションで「ライブラリを同期」を使う – Apple サポート

あとは「ライブラリを同期」の機能によって、クラウド上で同期されます。ただし「ライブラリを同期」の機能は、個人プランなど音楽聴き放題のサブスクに加入しないと使えません。

クラウドでの同期を使わず、スマホなどの端末に手動で音楽ファイルを入れて取り込む方法なら、無料で使えます。ただしAndroidは有料のサブスクへの加入が必要です

YouTube Music

月額料金1,080円
(通常プラン)
無料での
曲の取り込み
取り込んだ曲の
クラウド同期
Android版取り込み可
iOS版取り込み可

YouTube Musicは、YouTube上の動画や、ミュージックビデオなどを無料で楽しめる音楽配信サービスです。広告が表示されるなどの制限はありますが、無料でも曲を指定しての再生ができます

「音楽をアップロード」の機能を使うと、CDなどから取り込んだ曲をクラウド上に保存して、スマホなどからいつでもストリーミング再生できるようになります。アップロードした曲は、YouTube上に公開されるといった心配はなく、自分専用の音楽ライブラリとして使うことが可能です。

参考:YouTube Music ライブラリに音楽をアップロードする – YouTube Music ヘルプ

音楽のアップロードはアプリではなくWeb版の「music.youtube.com」にアクセスして、Googleアカウントでログインして行います。アップロードした曲の再生はアプリ版でもOKです。

音楽のアップロード機能は無料で利用でき、「最大 100,000 曲」まで保存できます。

Amazon Music

月額料金600円
(Prime)
無料での
曲の取り込み
取り込んだ曲の
クラウド同期
不可
Android版取り込み可
iOS版取り込み不可

Amazon Musicには「Free」プランがあり、無料でも利用可能です。ただしプレリストを指定しての「シャッフル再生」のみで、曲を指定しての再生はできません。

端末内の楽曲の取り込みができるのはAndroidのみで、iPhoneなどのiOSでは曲の取り込みができません。

参考:CDからの取り込み方法|Amazonフォーラム

Android端末内の「Music」フォルダ内に楽曲データを入れておき、アプリの設定で「インポートの設定」をオンにすることで、端末内の楽曲を取り込み可能です。

Spotify(スポティファイ)

月額料金1,080円
(Standard)
無料での
曲の取り込み
取り込んだ曲の
クラウド同期
不可
Android版取り込み可
iOS版取り込み可

Spotify(スポティファイ)は、無料で曲の「フル尺」つまり頭から最後まで聴ける音楽サブスクとして有名です。

アプリの設定メニューにある「My Musicのインポート」をタップすることで、端末内に保存された音楽データを取り込めます。インポートされた音楽は「お気に入りの曲」の中に保存されているはずです。

無料プランだと「シャッフル再生のみ」「広告あり」「オフライン再生のみ」の制限がありますが、他のサブスクとは異なり、手持ちの曲を再生する場合でも、その制限が付きます

参考:ローカルファイル|Spotify公式ヘルプ

LINE Music

月額料金1,080円
(プレミアム)
無料での
曲の取り込み
取り込んだ曲の
クラウド同期
不可
Android版取り込み可
iOS版取り込み可

LINE Music は無料プランでも広告なしで、シャッフル再生だけという制限もありませんが、各曲30秒までの「試聴」のみで、フル尺で再生するには有料プランへの加入が必要です。手持ちの曲を再生する場合は、30秒の制限はありません。

ライブラリ」の「ローカル」という場所に、スマホの中に保存されている曲の一覧が表示されるので、そこから再生できるようになっています。

参考:ローカルミュージックとは? | LINE MUSICヘルプセンター

AWA(アワ)

月額料金980円
(STANDARD)
無料での
曲の取り込み
取り込んだ曲の
クラウド同期
不可
Android版取り込み可
iOS版取り込み可

AWA(アワ)は、エイベックス・グループなどの出資による音楽聴き放題サービスです。

アプリの「ライブラリ」内にある「購入した音楽」をタップするだけで、スマホの中に保存されている音楽データを表示できます。iTunesなど、他のサービスで購入した曲でもOK。

ログインをしなくても、無料で使えるので、単純に音楽再生アプリとして使うことも可能です。アプリをダウンロードして起動すると、無料トライアルに申し込むよう誘導されますが、左上の「×」マークをタップして回避することで、ログインしなくても使えます。

ログインしない無料プランでもサブスクの曲を再生できますが「月20時間まで」「曲の一部だけ再生」「オフライン再生のみ」という制限つき。スマホ内に取り込んだ曲を再生する場合は、その制限がありません。

dヒッツ

月額料金680円
(Standard)
無料での
曲の取り込み
取り込んだ曲の
クラウド同期
不可
Android版取り込み可
iOS版取り込み可

dヒッツはNTTドコモのサービスですが、ドコモ回線を契約していなくても使えます

ライブラリ」の一覧に端末内の曲が表示され、無料会員でもプラン内容と関係なく再生可能です。

有料プランに契約すると、端末内の曲以外にも、さまざまなプレイリストを自由に選んで再生できます。

プレイリストは「シャッフル再生」が基本で、通常はランダムな順番に再生されます。ただし「myヒッツ」に登録した曲は、自由に好きなタイミングで再生することが可能です。myヒッツに登録できるのは「毎月10曲・年間120曲」まで登録できます。

まとめ

音楽サブスクのなかには、CDやMP3の手持ちの曲を取り込んで再生できるものがあります。

それぞれ機能面で少しの違いがあり、例えば「Apple Music」「YouTube Music」の2つはクラウド同期が可能で、わざわざスマホに音楽を入れなくてもインターネット経由で手持ちの音楽を再生できます。

当ページで紹介した「CDやMP3を取り込める音楽サブスク一覧」を参考に、自分に合ったアプリを探してみましょう。