音楽サブスクはもったいない?コスパが悪いケースの見極め方と節約法6選

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有料の音楽サブスクを使っていて、毎月払うお金が「もったいない」と感じることはないでしょうか。そんなときの解決策は「解約する」だけではありません。このページでは、音楽サブスクがもったいない人(コスパが悪い人)の特徴と、もったいない場合の解決策になる「6つの節約法」を紹介します。

音楽サブスクはもったいない?

気軽に利用できて便利な音楽サブスクですが、毎月お金が出ていくので、なんとなく「もったいない」と感じる場合もあるでしょう。

「料金はお特なの?」「CDを買ったり、レンタルした方がいいのでは?」と思ってしまうかもしれません。

確かに、使い方によってはもったいない、つまりコスパが悪いケースもあります。

どのような場合に「もったいない」といえるのか、逆にどんな人はお得でコスパが良いのかを確認しておきましょう。

音楽サブスクがもったいない(コスパが悪い)人の特徴

以下の3つのタイプに当てはまる人は、もしかしたら音楽サブスクのコスパが悪いかもしれません。

  • いつも同じ曲をローテーションで聞いている
  • 基本シャッフル再生で聴いている
  • こだわりのアーティストやお気に入り曲が特にない
  • 主に自宅で(PCで)聴いている

この4パターンについて、なぜもったいない場合があるのか、以下より詳しく見てきましょう。

いつも同じ曲・アーティストをローテーションで聞いている

いつも同じアルバム・いつも同じアーティストの曲を聴いているなど、「聴く曲が限られる人」は、CDを購入した方が節約できる可能性があります。

音楽サブスクの魅力は「いろいろな曲が聴き放題」という点です。どんどん新しい曲を聴いても追加料金がかからないところが、音楽サブスクの最大の魅力ともいえるでしょう。

つまり「聴く曲が限られる人」はその魅力を感じにくく、音楽サブスクに毎月料金を払っているともったいない可能性があるわけです。

もちろん「聴く曲が限られる」といっても、それが何曲かによって、元を取れるかどうかが違ってきます。何曲ぐらい聞けば元を取れるのかについて、詳しくはこのページの「何曲ぐらい聞けば元を取れるのか」を参照してください。

基本シャッフル再生で聴いている

基本シャッフル再生で音楽をかける人は、音楽サブスクの無料プランに変更した方がいいかもしれません

多くの音楽サブスクには無料プランがあります。無料プランでは曲を指定しての再生ができなくなりますが、シャッフル再生だけならできるサブスクがほとんどです。

例えば「特定のアーティストの曲をシャッフル再生」「自分で作ったプレイリストの曲をシャッフル再生」などの使い方は、無料プランでもできます。

無料プランだと広告が入るなどのデメリットはありますが、もったいないと感じた時の節約方法の一つとしておすすめです。無料プランについて詳しくは、以下のページを参照。

無料で音楽を聴く方法(もちろん合法)無料プランのある音楽サブスク一覧

こだわりのアーティストやお気に入り曲が特にない

「この曲を聴きたい」「このアーティストの曲をかけたい」などのこだわりがない場合も、音楽サブスクの無料プランが向いている可能性があります。

この場合、無料プランの「ステーション機能」(ラジオ機能)を使うだけでOKかもしれません。

ステーション機能とは、シャッフル再生機能の一つで、最初に選んだ曲やアルバムに近いイメージの曲などをランダムで再生してくれる機能です。

ラジオのような感覚で、おすすめ曲をどんどん流してほしいという人にピッタリの使い方です。聞いたことがないアーティストや、初めて聞く曲なども再生してくれるので、自力では出会えないような新しい音楽と出会うきっかけにもなります。

ステーション機能だけなら無料プランでも利用可能です。特に曲を指定したいことがなければ、無料プランに切り替えてもいいかもしれません。

主に自宅で(PCで)聴いている

主に自宅などで、PCで音楽を再生している場合、Spotifyの無料プランがおすすめです。

SpotifyではPCブラウザやタブレットでの利用に限り、無料プランでもシャッフル再生の制限がなくなり、自由に好きな曲を再生できるからです。広告は再生されますが、利用できる曲数は有料プランと変わりません。

アプリのインストールは不要で、ブラウザでSpotifyのサイトにアクセスし、「Web Player」を開けばOK。会員登録とログインは必要ですが、無料プランのままで有料プランなみの使い方ができます。

音楽サブスクが適している(コスパが良い)人の特徴

逆に以下のパターンに当てはまるなら、音楽サブスクのコスパが良い可能性が高いので、「適している」といえるかもしれません。

  • 興味のあるアーティストや曲が沢山ある
  • 「今はこの曲をかけたい」などのこだわりがある
  • 音質にこだわりがある
  • スマホの通信データ量を抑えたい
  • サブスクに無い曲が聞きたい

それぞれ詳しく見てきましょう。

興味のあるアーティストや曲が沢山ある

いろいろなアーティストや曲に興味があって、毎月CDをいっぱい買ったりレンタルしたりする人は、音楽サブスクに移行した方が節約になるかもしれません。

目安としては「毎月1,000円」以上、CD購入やレンタルのために何かしらお金を払っているなら、月額980円ほどで利用できる音楽サブスクの方がお得になる可能性があります。

「毎月1,000円」には、購入のために移動するガソリン代などもコミです。

音楽サブスクなら、契約してすぐ膨大な音楽コレクションを利用できるので、1からCDコレクションを集める必要もなく、保管の場所も要りません。その点にメリットを感じる人には、音楽サブスクが向いているかもしれません。

「今はこの曲をかけたい」などのこだわりがある

シャッフル再生ではなく「今はこの曲をかけたい」「アルバムの順番どおりに聞きたい」などのこだわりがあるなら、基本シャッフル再生しかできない音楽サブスクの無料プランに不便を感じる可能性が高いでしょう。

例えば車で出かけるときに「1曲目はこれがいい!」など、その時の気分に合わせたこだわりの曲をかけたい場合などです。

ただし前述のとおり「アーティストだけ指定してシャッフル」「自分で作ったプレイリストをシャッフル」などの使い方なら、無料プランでも可能です。

音質にこだわりがある

音質にこだわりたい人には、音楽サブスクの有料プランがおすすめです。

ドルビーアトモスハイレゾなどの高音質で再生できるのは有料プランだけで、無料プランでは同じ曲でも一般的な音質のモードでしか再生できません。

CDと比べても、音楽サブスクで利用できるドルビーアトモスやハイレゾ音源の方が高音質です。

高音質に対応している音楽サブスクは限られますが、「Amazon Music」と「Apple Music」の大手2社が対応しています。

詳しくは以下のページを参照。

スマホの通信データ量を抑えたい

データ通信量(いわゆるギガ)を節約したい場合も、音楽サブスクの有料プランが向いています。

音楽サブスクには、ギガの節約に使える「ダウンロード再生」という機能がありますが、有料プランでしか利用できないからです。

ダウンロード再生とは、あらかじめ聞きたい音楽のデータをスマホなどの端末内にダウンロード保存しておける機能です。音楽を聴くときには保存したデータを再生するので、ギガを消費せずに済みます。

逆に使い放題などの通信プランで、特にギガの節約をする必要がないなら、無料プランでもOKかもしれません。

サブスクに無い曲が聞きたい

音楽サブスクでは大量の音楽が見つかりますが、もちろん「無い曲」もあります。

マニアックな曲など、サブスクに無い曲を聞きたいなら、CDなどを探すしかないでしょう。

ただしCDの曲をサブスクのアプリに取り込むことができるので「CDとサブスクの両立」ができます。つまりサブスクにある曲を楽しみつつ、無い曲はCDで買って補うことが可能です。

CDの曲を取り込めるサブスクについては、以下の記事を参照してください。

CDやMP3の曲を取り込める音楽サブスクはどれ?

何曲ぐらい聞けば元を取れるのか(購入・レンタルと比較)

音楽サブスクで、毎月何曲ぐらい聞けば元を取れるのでしょうか。ここでは「1曲あたりの価格」で、元を取れる曲数を考えてみましょう。

比較として、音楽サブスクを使わない場合の1曲あたりの価格目安を見てみましょう。

音楽の聴き方ごとの1曲あたりの価格目安
CDレンタル 1曲あたり20円(※1)
CDアルバム購入 1曲あたり200円(※2)
ダウンロード購入 1曲あたり250円
(※1)1000円で5枚のアルバムをレンタルでき、1枚に10曲入っているとして計算/(※2)2000円のアルバムに10曲入っているとして計算

以上を目安にすると、音楽サブスクで元を取るための「1カ月あたりの曲数」の目安は以下のようになります。

  • レンタルよりお得=約50曲以上
  • CD購入よりお得=約5曲以上
  • ダウンロード購入よりお得=約4曲以上

ここでいう「曲数」とは、同じ曲ではなく「異なる曲」を再生する回数のことです。つまり毎月「何曲の新しい曲を聞くか」ということ。例えばレンタルよりもお得になるには、約50曲の新しい曲に挑戦する必要があるということです。

ただし音楽サブスクには、「お得」以外のメリットもあります。例えば「曲を選ぶ手間がかからない」「いつでも新しい曲を聞ける」などです。またレンタルだと新作が解禁になるまで時間がかかることがありますが、音楽サブスクなら「新曲が解禁になるタイミングが早い」というメリットもあります。

音楽サブスクのメリットについては、以下の記事も参照してください。

音楽が聴き放題のサブスクとは?メリットや使い方を徹底解説

音楽サブスクが「もったいない」と感じるときの解決策・節約法6選

音楽サブスクがもったいない・コスパが悪い場合の解決策として、以下の6種類が考えられます。

格安プランに乗り換える

音楽サブスクのほとんどは月額980円(税込)ですが、なかにはもっと安いプランを用意しているところもあります。

例えば Amazon Music は月額500円(税込)の「Amazonプライム会員」でも、曲数は限られますが音楽サブスクを利用できます。

しかも Amazonプライムの動画サブスクまで利用でき、通販の送料もお得になるなど、いろいろと付いてくるのでコスパという点では最強でしょう。

他にも、格安プランを用意している音楽サブスクがいくつかあります。詳しくは以下のページをご覧ください。

音楽の聴き放題サブスクを一覧で徹底比較!選び方の基本も解説

無料プランに切り替える

既にいくつか紹介したとおり、使い方次第では無料プランでも十分に楽しめます

無料プランが便利な音楽サブスクは多少限られますが、大手の「Amazon Music」と「Spotify」の2つが特におすすめです。

無料プランのある音楽サブスクについて詳しくは以下の記事にまとめています。

無料で音楽を聴く方法(もちろん合法)無料プランのある音楽サブスク一覧

家族でシェアする

家族の誰か一人のアカウントを共有してシェアするという手もあります。つまり家族それぞれが音楽サブスクを契約するのではなく、だれか1人が料金を払って、それをみんなで使うという方法です。

これは規約違反などではありません。ファミリー向けプランのある音楽サブスクでは、1つのプランで最大6人まで共有できるなど、家族でお得に使えるようになっています。しかも再生リストやお気に入り登録など、家族ごとに別々に管理できるため、1人で使うときとほとんど同じような感覚で使えます。

詳しくは以下の記事を参照してください。

音楽サブスクは家族で共有・シェアできる?

使う月だけ契約する

音楽サブスクは基本的に「1カ月単位」で使うものなので、特に使わない月は一時解約するという手もあります。

解約金ゼロ」が音楽サブスクの魅力です。有料プランを始める際の初期費用も一切かかりません。そのため、有料プランを始めたりやめたりしても、余計なお金は発生せず、むしろ節約になります。

しかも有料プランをやめてもアカウント情報などはそのまま残るタイプが多いので、また次回、有料プランに切り替える際も、簡単な操作で切り替えられます。

例えば「車で長距離旅行に行く月だけ」など、必要なときだけ有料プランにして、あまり使わないときは無料プランに切り替えるなど、少し上級者っぽい使い方にも挑戦してみましょう。

複数契約しているなら1つに絞る

音楽サブスクは基本的にどのサービスでも同じような曲を配信していて、サービスごとに曲のラインナップの違いはあまりありません。そのため、「複数契約する意味はあまり無い」といっていいでしょう。

もし複数契約しているなら、よく使う1つのサブスクに絞ることをおすすめします。

音楽ダウンロード・CD購入・レンタルに切り替える

いよいよ最後の手段。音楽サブスクをやめて、音楽ダウンロード購入や、CDを購入・レンタルなど従来の楽しみ方に切り替えるという方法です。

ちなみにダウンロード購入とは、音楽をCDなどではなく「MP3」などのデータとして購入すること。購入できるストアとしては「iTunes Store」や「Amazon」などが有名です。

CDレンタルについては、TSUTAYAの実店舗だけでなく、オンラインでレンタルできる「TSUTAYA DISCAS」も候補に入れてみましょう。ネットでレンタルして自宅に届き、ポストに投函で返却できるサービスです。単品レンタルだと送料が300円ほどかかりますが、CD1枚250円ほどでレンタルできます。

TSUTAYA DISCASは定額プランもあります。例えば「定額プラン4」なら、月に4枚DVD・CDを自由に借りられて月額1,026円(税込)です。取り扱い商品の種類が多いため、「サブスクにない曲を聞きたい」という人には特におすすめです。

まとめ

音楽サブスクは毎月お金が出ていくので、「もったいない」というのも一理あります。確かに「いつも同じ曲を聞いている」など、使い方によってはもったいない、コスパの悪いケースもあります。だからといって、解決策は「利用をやめる」だけではありません。特におすすめは「無料プラン」など、他のプランに変更することです。