動画サブスクを併用するなら？複数契約の組み合わせアイデアを予算別に紹介

動画サブスクはお手頃な月額料金で利用できることから、複数のサービスを組み合わせて併用（同時契約）することを検討している人もいるでしょう。その際、配信作品ができるだけ被らないように気を付けたいところです。

当ページでは、配信作品が被らないような動画サブスクの組み合わせを、いくつかご紹介します。合計の月額料金が「約1,000円」「約2,000円」など予算別にまとめているので、ぜひご参照ください。また、セット割引が適用される組み合わせも紹介しています。

【複数契約の基本】動画サブスクの種類の違い

動画サブスクをうまく組み合わせるには、種類の違いを知っておくことが大切です。

動画サブスクには、大きく分けると「独占配信型」「ジャンル型」「オールラウンド型」の3種類があります。以下より、それぞれの特徴と、組み合わせる際のポイントを見ていきましょう。

「独占配信型」の特徴

「独占配信型」は、そこでしか配信していない作品が多いタイプの動画サブスクです。独占配信型ならどれを組み合わせても重複しにくいため、自由に組み合わせOK。具体例は以下のとおりです。

サービス名	特徴
Netflix 公式サイト	オリジナル作品を独占配信している。例：『ストレンジャー・シングス 未知の世界』『ONE PIECE（実写版）』
Disney+ 公式サイト	ディズニー・ピクサー・スターウォーズ・マーベル作品を見放題で独占配信。Huluとのセットプランあり。オリジナル作品もある例：『マンダロリアン』
FOD 公式サイト	フジテレビの名作ドラマなどを独占配信していることが多い。例：『踊る大捜査線』
NHK オンデマンド 公式サイト	NHK番組の独占配信が見られる。例：朝ドラ、大河ドラマ

「ジャンル型」の特徴

「ジャンル型」は、そのジャンルの作品だけを配信している、もしくはそのジャンルの作品数が多い動画サブスクです。異なるジャンル型同士ならどの組み合わせでもOK。具体例は以下のとおりです。

サービス名	特徴
dアニメストア 公式サイト	アニメに特化した動画サブスク。Amazonチャンネルとしても利用可能。
DMM TV 公式サイト	アニメ作品数が多い＆実写映画やドラマもある。DAZNとのセットプランあり。
Hulu 公式サイト	海外・国内・韓国アジアドラマいずれも作品数が多い。Disney+とのセットプランあり。
DAZN 公式サイト	スポーツ番組に特化。DMM TVとのセットプランあり。
FANYチャンネル 公式サイト	お笑い・バラエティ番組に特化。Amazonチャンネルとしても利用可能。

「オールラウンド型」の特徴

「オールラウンド型」は、ジャンルを問わずバランスよく配信しているサブスクです。他のサブスクと併用すると作品が重複しやすいため、単体での利用が基本ですが、組み合わせる相手は「独占配信型」おすすめ。オールラウンド型サブスクの具体例は以下のとおりです。

サービス名	特徴
Amazon プライム・ビデオ 公式サイト	月額600円の格安価格で、どのジャンルもバランスよく配信。
U-NEXT 公式サイト	月額2,189円で、ドラマ・アニメ・映画いずれも作品数がトップクラス。

動画サブスクを併用するコツ・組み合わせの選び方

複数の動画サブスクを併用する際は、以下のポイントに注意して組み合わせを選びましょう。

• 作品が重複しないよう「相性」を考える
• 「セット割引」が適用される組み合わせを利用する
• 手間が気にならなければ毎月入れ替える

それぞれ以下に詳しく解説します。

併用のコツ1：作品が重複しないよう「相性」を考える

動画サブスクの併用で特に重要なポイントは、配信作品が重複しないようにすることです。

そのためには、すでにご紹介した動画サブスクの種類ごとの「相性」を把握しておくことが役立ちます。種類別の相性は以下の表のとおりです。

「独占配信型」ならどの種類と組み合わせてもOKです。

「ジャンル型」は要注意で、「アニメ系 ＋ アニメ系」など同じジャンル型の組み合わせと、「ジャンル型 ＋ U-NEXT」の組み合わせはおすすめできません。U-NEXTはドラマ・アニメ・映画の全ジャンルで見放題の作品数がトップクラスに多いため、ジャンル型の動画サブスクと組み合わせると配信内容が重複しやすいです。

別の見方をすれば、U-NEXTなら他のサブスクを併用しなくても一本で十分楽しめるともいえます。U-NEXTについて詳しくはこちら。

オールラウンド型同士の組み合わせは、作品が重複しやすいため避けた方がよいでしょう。

併用のコツ2：「セット割引」が適用される組み合わせを利用する

動画サブスクの組み合わせによってはセット割引が適用され、普通の料金よりもお得に利用できます。具体的には以下の2パターンです。

各プランについての詳しい解説は以下のボタンから移動できます。

併用のコツ3：手間が気にならなければ毎月入れ替える

解約・申し込みの手間が気にならなければ、同時に複数契約するのではなく、毎月違う動画サブスクに乗り換えるという手もあります。

動画サブスクの魅力は、初回手数料や、違約金がかからないことです。そのため毎月乗り換えても余計な料金は発生しません。毎月乗り換えることで、同時契約する場合よりも料金を節約しつつ、いろいろな動画サブスクを楽しめます。

毎月乗り換えるデメリットは「手続きが面倒」という点ですが、動画サブスクの解約手続きは簡単なことが多いです。解約してもアカウントを残しておける動画サブスクが多いので、再開する手続きも簡単です。

切り替えの手間が気にならなければ、動画サブスクを同時契約する必要はないかもしれません。

【予算別】動画サブスク併用の組み合わせアイデア一覧

おすすめの動画サブスクの組み合わせを、月額の予算別にまとめました。以下のボタンから予算別の一覧表に移動できます。一覧表の「詳細」ボタンから詳しい説明をご確認ください。

月額1,000円ほどの組み合わせアイデア

月額1,500円ほどの組み合わせアイデア

月額2,000円ほどの組み合わせアイデア

月額3,000円ほどの組み合わせアイデア

アニメ強化セットA

公式サイトへ

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合計で1,000円ほどに抑えたいなら、料金が安くて全ジャンルを幅広く配信している「Amazonプライム・ビデオ」をベースに組み合わせるのがおすすめ。

アニメに特化した「dアニメストア」と組み合わせれば、見放題のアニメ作品数を大幅に強化できます。

dアニメストアは公式サイトでも契約できますが、「手続きが面倒」という人は、Amazonプライム・ビデオの「チャンネル」としての利用がおすすめ。

Amazonプライム・ビデオの「チャンネル」とは、さまざまな会社の動画サブスクをAmazon上で契約して、支払いをまとめられる機能のこと。チャンネルとして契約すれば、見たい動画を選んだり再生したりする操作もAmazonプライム・ビデオの同じ画面で一本化できます。

公式サイトで利用する「本家」と、Amazonチャンネルとして利用する場合の違いについては以下のページをご参照ください。

2023年3月10日 dアニメストア for Prime Video と本家dアニメストアの違いは？

チャンネル追加する方法は簡単。Amazonプライムに加入したうえで、Amazon上で「dアニメストア for Prime Video」の「今すぐ始める」のボタンを押すだけです。

アニメ強化セットB

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DMM TVも、dアニメストアと同レベルにアニメが充実している動画サブスクです。同じ作品も沢山ありますが、違う部分もあるので、dアニメストアに飽きたらこちらに切り替えてもよいでしょう。

こちらはアニメだけでなく実写映画やドラマあることが強みです。特に韓国ドラマなど、Amazonプライム・ビデオにない実写作品が見つかることもあります。

またDMM TVは初回登録時と2カ月目に550円分のポイントがもらえるところも魅力です。

バラエティ強化セット

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よしもとのバラエティ番組が見放題のサブスク「FANYチャンネル」と組み合わせるアイデアです。

FANYチャンネルには、「大阪チャンネル」と「よしもと劇場プレミアム」の2種類のチャンネルが含まれていますが、「大阪チャンネル」だけなら月額480円（税込）で契約できます。

「大阪チャンネル」と「よしもと劇場プレミアム」はいずれもAmazonのチャンネル版があり、Amazonプライム・ビデオと併用するのに便利です。

ドラマ強化セット【グレード1】

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Amazonプライム・ビデオでもドラマを幅広く配信していますが、特に海外ドラマ・韓国ドラマなど、作品数が弱い部分もあります。Amazonのドラマのラインナップが物足りないときは「Hulu」を組み合わせるのがおすすめ。

Huluは海外系サービスということもあり海外ドラマの数が多く、日本では日テレ系のグループ会社が運営していて国内ドラマも豊富です。韓国ドラマも沢山あります。

テレビ局サブスクセット【グレード1】

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テレビ局系の動画サブスクは、その局のドラマを独占配信していることが多いので、重複しないように組み合わせる併用サブスクに向いています。

例えば「北の国から」「踊る大捜査線」などは、フジテレビの動画サブスク「FOD」でしか見放題で配信されていないことが多いです。同じように大河ドラマ・朝ドラなどNHKのドラマも「NHKオンデマンド」でしか見放題では配信されません。

「FOD」「NHKオンデマンド」はいずれも月額900円台で、Amazonのチャンネルがあります。見たい作品の放送局に合わせて、Amazonプライム・ビデオと組み合わせて使うのがおすすめです。

オリジナル強化セット【グレード1】

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Netflixは、オリジナル作品を多く配信しているため、どの動画サブスクと組み合わせても重複が起こりにくいサービスです。

おすすめの組み合わせは、オリジナル以外も幅広く配信していて月額料金がお手頃なAmazonプライム・ビデオとのセットです。

Netflixは以下の通り3つのプランがあり、最安のプランを使えば合計でも1,500円未満に抑えられます。

オリジナル作品 特化セット

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オリジナル作品が多い「Netflix」と「Disney+」を組み合わせることで、他のサブスクでは見られないオリジナル作品を存分に楽しめます。

Disney+は「ディズニー」「ピクサー」「スター・ウォーズ」「マーベル」の映画やオリジナルのシリーズ作品が見放題で見られる唯一のサブスクです。

「Netflix」「Disney+」はいずれも日本の最新ドラマ・アニメなどオリジナル作品以外も幅広く配信しているので、この2つを合わせておけば、かなりの範囲をカバーできます。

ドラマ強化セット【グレード2】

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ドラマ全般に強い「Hulu」ですが、他のテレビ局系のサブスクで独占配信しているドラマは見られません。そこでテレビ局のサブスクを組み合わせることで、国内ドラマを充実させることができます。

既にご紹介したフジテレビの「FOD」や「NHKオンデマンド」なら、いずれも月額900円台なので、合計でも2,000円ほどです。

オールラウンド1社プラン

2,000円ほどの予算があれば「 U-NEXT」一択という手もあります。ドラマ・アニメ・洋画・邦画いずれも作品数がトップクラスで、他のサブスクと組み合わせる必要性がほとんどありません。

毎月1,200円分のポイントがもらえるので、それを使えば「見放題の対象外」の作品でも、追加料金なしで観られます。

オリジナル作品や他のサブスクの独占配信の作品以外なら、ほとんどこちら一本でまかなえるでしょう。

オリジナル強化セット【グレード2】

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他のサブスクと併用する必要性がほとんどない「U-NEXT」と、あえて併用するなら、オリジナル作品・独占配信が多いサブスクです。

「Netflix」なら、U-NEXTでも配信していないオリジナル作品がたくさんあり、重複を避けつつ併用できます。

同様にオリジナル作品が多い「Disney+」と組み合わせてもOKですが、Disney+はHuluとセットのプランがあるので、U-NEXTよりもHuluと組み合わせるのがおすすめ。セットプランについて詳しくはこちら。

テレビ局サブスクセット2

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独占配信が多いテレビ局のサブスクも、「U-NEXT」と組み合わせに向いています。フジテレビの「FOD」でもOKですが、「NHKオンデマンド」ならチャンネルとしてU-NEXT上で契約できるのでおすすめ。支払いも視聴も一か所にまとまって便利です。

U-NEXTで毎月もらえる1,200円分のポイントを使って「NHKオンデマンド」の月額料金を支払うこともできます。つまりU-NEXTの月額料金の範囲内で、NHKオンデマンドも利用できるわけです。

セット割引が適用される動画サブスクの組み合わせ一覧

セットで契約すると通常価格よりもお得になる動画サブスクの組み合わせは、以下の2つです。

以下に、それぞれ詳しく解説していきます。

Hulu × Disney+（Hulu | Disney+ セットプラン）

Hulu と Disney+は「Hulu Disney+ セットプラン」で契約すると、通常よりも税込月額526円お得に利用できます。

Disney+はオリジナル作品や独占配信が多く、作品が重複しにくい動画サブスクです。ドラマをはじめ、映画やアニメの「オリジナルではない一般作品」を幅広く配信しているHuluとの相性は抜群でしょう。

「Hulu Disney+ セットプラン」は、Hulu公式サイトの専用ページから申し込みできます。

DMM TV × DAZN（DMM×DAZNホーダイ）

DMM TVでは、DAZN（ダゾーン）とのセットで割引になるプラン「DMM×DAZNホーダイ」を提供しています。DAZN単体だと月額契約で4,200円なのに、セットにすると単体よりも安くなるというかなりお得なプランです。

DAZNはスポーツ番組・試合の配信に特化した動画サブスクです。アニメを中心に実写映画・ドラマを配信しているDMM TVとは配信内容が重複しません。

DMM TVの公式サイトから申し込みできます。