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2024年3月6日にクロス・マーケティングが、同4月2日には株式会社ドリーム・トレイン・インターネットが、それぞれ動画の倍速視聴についてのアンケート結果を公開した。
いずれの調査でも、半数以上の人が、倍速視聴をしたことがあると回答。株式会社ドリーム・トレイン・インターネットの調査では、「ドラマや映画を見る際、どんな倍速で見ますか?」という問いに対して全体の「47.4%」が1.1倍以上の倍速で視聴すると回答している。
「倍速視聴」というと、「若者の困った行動」のような文脈で取り上げられることもあるが、倍速視聴をしているのは決して若者だけではない。
クロス・マーケティングの調査によると、60代男性の「39.1%」、60代女性の「37.3%」が、倍速視聴の経験があると回答している。
倍速で見る動画のジャンルで特に多いのは「ドラマ」で、これは60代も同様だ。むしろ若者よりも50代・60代の方がドラマを倍速で見ると回答した人が多い。
「倍速で見るものと、倍速で見ないものを分けている」人もいるが、クロス・マーケティングの調査によるとその割合は「16.6%」と少数だ。倍速で見ることが当たり前になりつつあることが分かる。
倍速視聴は、Z世代のタイパ(タイム・パフォーマンス)を意識した行動の例として挙げられることも多いが、年齢層を問わず「動画コンテンツが豊富な時代に生きる世代全体」の普通の行動といえるだろう。